of Casa CABaN HAYAMA
Story vol.4
28, Aug 2025
Casa CABaN HAYAMAの館内では、いたるところでアートワークを見かけます。いくつもの作品がエントランスからラウンジ、廊下、客室、レストランなど館内のスペースをつないで、大きな物語を紡いでいるのです。アートワークのほとんどはパトリシア・ウルキオラ自身の手によるもので、タペストリーやラグ、メタルプリント、テラコッタなど多様なマテリアルで制作されています。インテリアや家具などと調和しながら、それぞれの空間に個性的な表情を醸しだします。
「アートワークは単なる装飾ではありません。自然からインスピレーションを得てコレクションを展開するCABaNというブランドらしく、果物や花などの植物、そして織物などをモチーフにしています。葉山や地中海、コスタリカなどで膨らませたイメージをかたちにして、国境のない理想郷を表現しているのです。ホテルの空間を大きなキャンバスのようにして表現できたことで、人をやさしく包む世界を生みだせたのではないかと思います。ホテルに足を踏み入れたら、ここはその人だけの幸福な場所になるはずです。」こう語るパトリシアにとって、アートワークはホテルという芸術作品の仕上げだったのかもしれません。
Tapestory designed by Studio Urquiola
Dimension: 65×65 cm
Artwork designed by Studio Urquiola
Dimension: 200×130 cm
Series of 77 ceramics
Tapestory designed by Studio Urquiola
Dimension: 120×120 cm